今でも支払われている旧法の年金


旧法の年金で、今でも実際に支払われているものはたくさんあります。
それは、旧老齢年金通算老齢年金、さらに老齢福祉年金です。

老齢福祉年金は昭和34年11月に、無拠出型の国民年金法が制定された時に70歳以上の人に支払われることとなりました。
この年金は無拠出型なので、掛金の支払がない、福祉的な年金なのです。
現在でも85歳くらいの人にも支払われており、年額で約40万円ほど支給されます。


その後、明治44年4月1日以前に生まれた人が70歳になった時点から支払われたり、大正5年4月1日までに生まれた人が生年月日に応じて一定の要件を満たすことによって、70歳になった時点から支払われます。さらに、もし障害者の場合であれば、65歳から支払われることもあります。

しかし、老齢福祉年金をもらっている人が他の年金をもらうようになってしまうと、福祉年金の支給は停止されてしまいます。さらには所得制限もあるのです。
年収が159万5千円以上となると全額支給停止となります。
扶養親族が増えるたびに38万円を加算した額が基準となります。
さらには、一定の場合に全額、または一部が支給停止となり、その停止期間はその年の8月から翌年の7月までとなります。


以上のように、公的年金は無拠出型の福祉年金から発足します。
さらに福祉年金は、老齢福祉年金だけじゃなく、障害福祉年金や母子福祉年金、準母子福祉年金がありますが、これらは障害基礎年金や遺族基礎年金に含まれているため、現在ではその名称はありません。