老齢基礎年金の繰上げ受給は得?損?


老齢基礎年金は基本的に65歳から支給されますが、もっと早く年金をもらいたい人のために、60歳から繰り上げて年金を受給することができる制度があります。つまり、老齢基礎年金を前倒しでもらう、ということなのです。


しかし、今までは繰上げ受給をすると損をする、と言われていました。
例えば、60歳から繰り上げて受給をした場合、年金額の42%が減額されてしまうのです。

でも、平成13年に行われた改正によって、昭和16年4月2日以後に生まれた人から、最大で30%の減額となりました。


【昭和16年4月1日以前に生まれた人】
※減額率は年単位で計算されます。
  @60歳から受給する場合・・・0.42
  A61歳から   〃    ・・・0.35
  B62歳から   〃    ・・・0.28
  C63歳から   〃    ・・・0.20
  D64歳から   〃    ・・・0.11


【昭和16年4月2日以降に生まれた人】
※減額率は月単位で計算され、受給を1月早めるごとに0.5%ずつ減額率が上昇します。
 <60歳から受給する場合>
  0.5%×60月(5年)


よって、計算すると、76歳時点までは、65歳から受給するよりも60歳から繰り上げて受給をした方が有利となります。しかし、77歳時点での総受給額をみると、76歳時点とは逆になり、繰上げしない方が受給額が多くなります。繰上げの分岐点は、76〜77歳となります
76〜77歳は、男性の平均寿命ぐらいです。長生きしそうな人は、繰上げ受給をしない方がいいでしょう。そう言われても、自分の寿命はわからないですよね。